『すべては海になる』(山田あかね著)を読みました。
こんばんは。正月も三が日を過ぎました。年末のあわただしさから一週間も経っていないのに、何事もなかったかのように、1月4日の普通の日を過ごしています。いつもこの時期は変な気持ちがする時です。
さて、本の話です。今度映画が公開になるという、「すべては海になる」の原作本『すべては海になる』(山田あかね著 小学館文庫)を読みました。
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すべては海になる (小学館文庫) 著者:山田 あかね |
主人公の女性は書店のアルバイト。あるとき万引きの中年女性を見つけ捕まえる。しかし、万引きした本が見当たらない・・ということで万引き扱いされたと激怒、謝罪に女性の自宅に行ったところ、崩壊寸前の家庭で、そこで少年と出会う。そこから二人のつながりができる。しかし、彼女自身も複雑な悩みを抱えていた・・・というお話。
ストーリー自体に特に驚くところはないのでしょうが、女性の置かれている状況というのが特異で、普段あまり接することがない(カバーに書いてありますが、「援助交際」歴があり、今も人間関係がうまく築けないという深い悩みがある)。
それと家庭崩壊、いじめ・・などと闘う少年との接点は?
割りに早く読めて全体として面白かったといえますね。でも、どちらかというと若い方向きの小説でしょうか。やはり、読んでいて、彼女の行動に疑問を感じることが多く(それが著者の狙いでしょうか)、本のこちら側の人間が怒っていました。
結末はさていかに、そして「海になる」とは。
主人公の女性役の佐藤江梨子さんと柳楽さんの写真がカバーで、本を読みながら想像していました。はたして、主人公のイメージが実像として頭に浮かぶのがいいのか、はたまた、自分の中で人物を浮かび上がられるのがいいのか。良し悪しですね。
とりあえず、○。映画をちょっと観たくなりました。

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