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2006年12月29日 (金)

新潮文庫の新刊『天国で君に逢えたら』が良いです。

昨日、雪が降らないって書いたら、その夜降り出して、今朝は積雪10cmほどでした。もしかしたら読んでいたのかな?(天気予報では降るとか言っていましたけど。)空も、なんとか大晦日に間に合わせようと思ったのかしらん。

話は変わって<今日の言葉>  「愛の構造改革」・・・・・新行政改革担当大臣の渡辺さんのコメントです。”憎しみの構造改革から愛の構造改革へ”、というのが持論のようですね。昨日の会見で聞いて、面白いことを言うなぁと思ったんですが、今急に思いついて語ったわけではないみたいです。僕にはよく分かりませんが、ちょっと気になる言葉ではあります。(「愛の構造改革」で検索したら、渡辺さんのホームページが出てきて、その中のトピックスで2003年に語ったことが書いてありました。)

さて、本ですが、新潮文庫の新刊で『天国で君に逢えたら』(飯島夏樹著 420円)を読みました。

天国で君に逢えたら 自らもガンに侵され、去年(2005年)2月に亡くなった著者が、思いをこめて綴った小説です。単行本は2004年に出てベストセラーになりました。

ベストセラーになっているのを知ってはいましたが、先入観から闘病記だと思っていて、なかなか手にする機会がなく、文庫になってようやく手にした、という本です。

ある若い精神科医が、病院内に”手紙屋”を開業。がん患者の心の叫びを手紙にし届ける仕事をするようになった。そこでの患者との出会いを綴った物語です。

小説の形式を取っていますが、もちろん著者自身ともダブり、様々な人間模様が描かれています。当事者だからこそ分かる心の奥底、それは僕のように何とはなしに生きているものには想像がつかないものがあると思います。でも、作品には決して悲壮感は漂っていません。むしろ元気づけられるものです。ますます”生”を大切にしようという気にさせてくれる小説でした。

文章も素晴らしいので、著者に関する情報という先入観を持たずして読んでも、心に残る作品だと、僕は思います。

ちなみに、2007年夏に映画が公開されるそうですね。

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